春の関節痛のついて
2023.04.19
春と関節の痛み
春が到来し皆様、自然とウキウキしたような気持ちになる方もいると思います。
一方で「関節の痛み」などの不安がある人もいるようです。
先日の黄砂で頭痛が出た方や不調をきたす方が多くみられました。
今回は、暖かくなると気になる関節痛についてです。
春は寒暖差が激しく(まだまだ朝・晩と冷えますね)一日の中での気温差で体の自律神経の乱れなどを誘発するためと考えられています。
また、春は生活環境が変わるシーズンでもあるため、不安や悩みがストレスとなり痛みとして出やすくなります。
①気温・湿度の変化
春は、気温は低く、湿度が高くなり始める時期になります。
湿度が上がることで痛みの原因となる「ヒスタミン」の濃度が上昇して関節痛が起こりやすくなります。
②花粉症
春は花粉症(スギ・ヒノキ)のシーズンですが、花粉症とともに関節痛を起こす人も見られます。
人間の体は、「花粉」という異物を排除しようと多くのエネルギーを使う事になります。
花粉症の方は、微熱を持ったりと身体は消耗し、免疫力を低下させます。
そして自分の体の弱い部分の症状が際立つようになります。
普段から弱っている関節などに痛みが出てきてしまうのです。
③ストレス
花粉症や寒暖差以外にも、転勤・転職・引越し等、生活環境の変化が多いためストレスがかかります。
身体はストレスを受けると緊張し、自律神経のひとつである交感神経が優位になり筋肉が緊張して硬くなり、血行を悪くさせてしまいます。
血行が悪くなり更に筋肉が硬くなる・・・という悪循環が生じ関節痛が起こりやすくなります。
そこで、関節痛を予防するにはどうしたらいいのか?という事です。
セルフケアとして、適度な運動・身体を温める食事や生活環境で予防する事が出来ます。
関節が痛いから動かしたくないと思いますが、動かさずにいると更に動かなくなってしまいます。痛みが出ない範囲での軽い運動を取り入れましょう。
オススメはラジオ体操やテレビ体操です。
また、暖かいかと急に薄着になるのは身体を冷やしてしまうため痛みが出やすくする要因でもあります。
痛みのある関節部位は暖かくしておきましょう。
腹巻や貼るカイロ等などをして腰回りを温めておくのも効果的です。
暖かく過ごしやすくなるこの季節、痛みを感じず楽しく過ごせるようにしましょう。
また、痛みが長く続く・痛みが強くなるなどがあった場合は当院にご相談下さい。