むちうちとコルセット
2023.04.10
むちうちとコルセット
追突事故などの交通事故にあうと、むちうち(頸椎捻挫)や腰椎捻挫が多く見られます。
特に、首が痛くなった場合に病院等でコルセット(頸椎カラー)が出される場合があります。
このコルセットって何?って思う方も多いでしょう。病院から出してもらったからなんとなく装着しているって感じではないでしょうか?
むちうちには、急性期と慢性期という時期があります。
・急性期とは、いわゆる怪我になりたてホヤホヤの時期のことで、患部に炎症を起こして熱を持っている。
・慢性期:痛みや炎症が落ち着き、痛みが鋭いものから鈍痛に変わるような長期的な施術を行う時期。
急性期は、通常3日~1週間くらい続きましてこの期間は痛みのある箇所をむやみに動かしてはいけません。
それは、痛みのある箇所を動かす事で炎症が悪化する可能性があるからです。
そのため、むちうちの炎症が悪化しないよう急性期にコルセット(頚椎カラー)で固定をします。コルセットで固定をすることで強制的に患部を動かさないようにすることができるのです。
コルセットっていつまで使うの?
むちうちは、組織や筋肉の損傷によって発症します。
損傷した筋肉は、時間が経過すると過緊張となり固くなり始めます。
動かすことで血流は良くなりますが、コルセットを使い固定し続けると緊張が強くなり、症状が悪化してしまう場合もあります。
安静にするべき急性期に、コルセットは役立つもののずっと着用することで本来の筋肉の柔軟性を失うことにもなりかねません。つまり慢性期になったらコルセットは外す方が賢明かと思います。
交通事故でむちうちになってしまったら、まずは安静にすることが大切です。
痛みが気になって動かしてみたり強めの刺激を加えられたりするようなことは禁忌です。自分でマッサージをしたりすることは避けましょう。
また、むちうちは事故直後に発症するものだけではありません。
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