「冷え」と「腰痛」の関係性
2022.02.14
「冷え」と「腰痛」の関係性
冬になると腰痛が辛くなるという人は多いです。
体が冷えることで筋肉がこわばり血液循環が悪くなるなどして、腰痛が悪化してしまうケースがあります。
腰痛に悩まされる人は多いですが、腰痛の原因はさまざまであり特定するのは難しいといわれています。
しかし、体の冷えが腰痛につながりやすいのは確かかと思います。
お風呂に浸かって体を温めると腰痛が楽になると感じている人は、常に体の冷えを防ぐことで腰痛を緩和させられる可能性があります。
なぜ体が冷えると腰痛がひどくなるのでしょうか?
寒さを感じると、ヒトの体は「熱を逃がさないようにしなきゃ」と、筋肉や血管を収縮させ熱を放出しないようにと働きます。
「寒い!」と感じると体をギュッと縮こまってしまいますが、そのとき筋肉も縮むことで硬くなってしまうのです。
すると、筋肉と筋肉の間にある神経が圧迫され、痛みが生じます。
冬の寒さで身体が冷えると、人体は身体を守るために血管を縮めて血流を減らし、血流を内臓に集める傾向があります。
そのため寒さで身体を動かさないでいると、筋肉に回る血流が低下し循環が悪くなります。
そのような状態で急に腰を動かそうとしてもすぐに伸びず、痛みが出てしまいます。
血行不良による腰の痛みは血行をよくすることで痛みが和らぎます。
対策の基本は「温める」「冷やさない」ことです。
さらにこの時、「腰」だけでなく「足」も温めることです。
足に向かった血液は、心臓に戻る際に腰を通ります。
この時、足が冷えているとそこを通る血液も冷やされてしまい、その冷えた血液が通ることで腰も冷やされてしまいます。
そのため足の保温は意外と重要ですので、カイロ等をうまく活用して下さい。
そして、冷えから来る腰痛には「鍼治療」に加えて「お灸(灸治療)」を合わせて受けていただくとより効果的です。
浜松市で腰痛にお悩みの方は、漢和堂療院へお気軽にお越しくださいませ。