むちうち(頚椎捻挫)について
2022.01.24
むちうち(頚椎捻挫)について
むちうち(頚椎捻挫)は、交通事故や格闘技などで首の骨に強い衝撃を受けた時によく起こります。
重症になるとしびれたり、麻痺にもいたる非常に厄介なケガです。
むちうちは、本当に軽いむちうちであれば安静にするだけで良くなりますが、数としては非常に少ないように見受けれらます。
むちうちで一番多い原因は「交通事故」です。
後ろから追突されたり、正面衝突、横から突っ込まれた場合でも起こります。
自分の乗る車が後ろから追突されるパターンが多く、この場合は首が後ろにのけぞるようにそり、次に前にガクンと振られます。
この時の強い衝撃で首を捻挫し、痛みが起こります。
「むちうち」とは、頸椎捻挫の一つであり「骨・靭帯・椎間板などに異常がなく、神経症状もないもの」とされていますが、実際は靭帯などに小さな傷はついています。ここでポイントですが、レントゲンを撮って骨には異常ありませんと言われることです。レントゲン(X線)は、【骨】を写します。靭帯や筋肉、椎間板がどうこうとはわかりません。
はっきりと損傷が見られた場合は「頸椎脱臼」「頸椎骨折」など別々の傷病名になります。
骨に異常がないと言われて、大したことではないと考えないことです。骨に異常が見られるのは元々の症状もしくはかなりの大事故で力が加わったと考えても良いでしょう。
「むちうち症」の主な症状はズバリ首の痛みです。(頭痛や吐き気等も出ます)
少しの動きでも痛みがある時は、病院ならば普通は頸椎カラーという大きい襟巻きのような物を巻き首の動きの制限や振動を防ぎ、鎮痛剤の処方がされて2~3週間の安静が指示されます。
すぐに痛みもなく動きの制限もなく治れば良いですが、その後も痛みが続いたり、手にしびれがでたり、感覚の麻痺などの神経症状が出てくることが多いのです。
当院でも多くの方々が同じような症状を訴えて来られます。
でも、安心してください。
MRIやレントゲンに写らない様な微小なキズやゆがみ・ズレ等からくる痛みや痺れ等の少々はでてきます。
そに症状を探し出し治癒に導くのが我々「柔道整復師」「鍼灸マッサージ師」の仕事です。
また、「子供のころに首のケガをした」とか「元々脊柱管が狭いなどの変形がある人」などは、むちうち損傷を受けたことでそれらの古傷が悪化して痛みやしびれが出てくるという事もあります。
また、むちうちに限らず外傷というものは意外と難しい面があるのです。
中には「同じ場所を何回も痛めた」という事も長い人生ではよくあることです。
なので、その場合は幾重にも重なった悪い場所が順番に違った症状を表すということも少なくありません。
そのような古い損傷は検査をしてもわからないことがあります。
当院では、できる限りの視診・問診・運動学的検査・神経学的検査により痛みやしびれの原因を探り出し、なるべく早期に症状を改善に導くよう施術しております。
※整形外科との併用も可能です。
浜松市の交通事故治療、むちうちでお悩みの方は漢和堂療院へ