もしぎっくり腰になったら?
2021.10.18
急に腰痛になった場合は、どんな腰痛でもまずは安静が必要です。
横向きにエビのような丸まった体勢で寝たり、お腹の下に座布団やクッションを入れてうつぶせになったり、あお向けで膝の下に枕を入れて寝る、など自分が一番痛みが少なく楽な姿勢を取りながら休めます。
まず第一に急性期(痛みが出た直後から1日また2日)は氷で冷却すると痛みがやわらぎます。(アイスノンや保冷剤等を使用)
筋肉や靭帯に炎症をおこし熱を持っているためその熱を取るために冷やすします。
もし「痛みが増してくる」ようならすぐに中止してなるべく早く当院へご相談ください。
ぎっくり腰で動けないような激しいものは大抵1~2週間で元の状態まで回復することが多いです。
意外に、痛みが軽い場合のほうが長引くことが多いこともあります。
安静にしていても3日以上たっても何も変わらない場合は、多少、痛くても通常生活に復帰した人のほうがじっと安静にしている人よりも症状の回復は早いようです。
動くことで筋肉が伸び縮みしてポンプの役割を果たし、血流を促進して代謝を高めて回復力を向上させるのです。
そして腰痛の予防、回復には「歩行」をおすすめしています。
初めは、ただ歩くだけでかまいません。
ただし40分以上の連続歩行は疲労を伴いますので、疲れたり痛みが増した場合は中止してください。