鍼って痛いの?
2021.08.26
鍼って痛いの?
鍼灸施術とは、「痛そう」「熱そう」というイメージと
「なんか怖そう・・・」って皆さんありませんか?
コレ本当にもったいない話です。
その想像が先行することで避けている方が多いのも私達、鍼灸師はわかっています。
本当に痛くて耐えられないものでしたら何百年と続かずにとっくに廃れて存在すら
していませんよね?
当院でも、生活の一部の中に鍼治療を取り込んいる方がかなり多いです。
長年も鍼に通われている方は皆さん鍼の痛みを耐えながら通院しているのでしょうか?
今回は、鍼の痛みについてお伝えしていきます。
鍼の未経験の方は『鍼』と聞くと注射や裁縫の「針」を想像するのだと思います。
鍼灸で使う鍼は、形状や太さ、長さが様々ですので痛みの種類も違います。
注射針は、薬剤を注入しなければいけないので針の形状は筒型で中が空洞になっている分
太さは太くなります。
裁縫の針は、硬い布を突き刺すため折れたり曲がらないように硬くつくられています。
このようなタイプの針を使えば、痛すぎて叫ぶどころかほぼ拷問です・・・
鍼灸の鍼は、非常に繊細でしなやかで指で触ればグニャグニャするほどです。
そんなに柔らかい鍼なら体の中で曲がったり折れない?という疑問が出てきますよね。
そうならないために、トントンと叩いて鍼を入れる「鍼管 しんかん」を使うことで
解消できるようになっています。
もちろん痛くならないような技術を習得するためにも修行を積みます。
本来、鍼は痛みがある部分にアプローチして鎮痛させるため心地よいものなのです。
また、マッサージや湿布等とは違う気持ちの良いものであり即効性も違います。
当院では、かなり細い鍼を使用しており痛みを感じにくく効果のある鍼をチョイスしておりますのでご安心ください。
手前味噌ですが、鍼って本当にすごい!って思っています。