股関節の痛みについて
2021.03.11
股関節が痛むという方がしばしば見られます。股関節とは、体の中で一番大きな関節で接合部分は、球型をしています。
球型のため曲げ伸ばしの他に回すというような、自由度の高い関節でありその分負担も大きい関節でのあります。
また、股関節は体重を支えるためや重心を保たなければならないので股関節や関節周囲の組織への負荷も大きくかかります。
股関節は、日常生活において非常に重要な役割をもっています。
【股関節痛】
股関節の症状で最も多いのが、関節痛です。
年齢を重ねるごとに負担が徐々に蓄積されやがて関節への負荷が掛かりすぎることで変形をきたしていきます。
変形した股関節は痛みを伴うようになり日常生活、特に歩くことにおいて大きな支障をきたします。
股関節痛の一番の主な原因は『変形性股関節症』とも言われております。
診断としては、変形性股関節症との診断でも実は、痛みとして股関節そのもののから発生されるのでなく
周囲の筋肉組織等から発生していることが圧倒的に多いことがあります。
この筋肉の痛みは、筋肉内にシコリができ痛みやしびれ、違和感等の様々な症状を引き起こすとされております。
【負担がかかる筋肉とは】
股関節痛の原因となる代表的な筋肉は『中殿筋(ちゅうでんきん)』です。
中殿筋は、股関節の外側についており体重を支えるための筋肉です。
歩行にも大きな影響をもたらし、普段から使っている筋肉のため負担が大きくかかってきます。
次に、『内転筋(ないてんきん)』です。
股関節から太ももの内側についている筋肉です。この筋肉も重心を支える重要な筋肉です。
【当院での施術方法】
変形が非常に強い場合は、外科的な処置(人工関節)をした方が良い例もたくさんありますが
まだまだ軽度であれば上記の筋肉や関節の動きをチェックして原因を探っていきます。
マッサージでは、深くて届かない障害部位に対して『鍼施術』『超音波療法』等を行います。
少しでも関節にかかる負担を軽減させ外科的な処置までいかないようアドバイスも含めて施術にあたっております。